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金魚の子供が我が家にやってきた途端に悲しいことが起こりました。
にぎりちゃんが旅立ってしまったのです。
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茹でエビの江戸前にぎりのような更紗柄にちなんで
「にぎりちゃん」と名付けたかわいいオランダ獅子頭。
まだうちの子になって1年しかたっていないのに。
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1年前のにぎりちゃん。少し大きくなったくらいであまり変わっていません。
成長はこれからという時だったのに。
にぎりちゃんは他の子よりもデリケートな子でした。
定期的に水換えをして水質チェックで問題はなくても
ちょっとすると、すぐににぎりちゃんだけヒレがギザギザしてきちゃう。
水換えすると翌日には治っているので特に治療をしたことはありませんでした。
昔、ブラックモーリーの「モリコ」という熱帯魚がいて、
この子も、同じようにすぐ白い綿(ミズカビ)で水換えサインをくれました。
モリコも水換えするとすぐ治っちゃう。
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なのでにぎりちゃんもウッカリしている時に、水換えサインをくれているんだな、くらいに思っていました。
つい先日、にぎりちゃんの泳ぎが少し不自然に見えて、上見してみました。
明らかに片腹になっていました。片方のお腹だけポッコリ。
その影響で尾ヒレにかけて背骨も歪んでいます。
ポップアイじゃない、充血もしてない、松かさでも、穴空き病初期でもなさそう…
写真でしか見たことないけれど、稚魚がかかるという腎腫大症ではないかしら…?
でもにぎりちゃんは若いと言えども稚魚ではないし、活き餌をあげたことはないし、
卵詰まり?腸満?腹水症?…何れにしてもなかなか難しい病気です。
本人は元気ピンピン、食欲もあるし…ん~認めたくない。
便秘だ便秘!にぎりちゃんは単に便秘なんだ!と、取り合えず隔離。
慎重に塩水浴へ移行し、ついでにこの際ヒレのギザギザもちゃんと治せたらいいな。とか欲をだしてしまい、迷ったあげくお薬も規定の半量から投入してみました。
これがいけなかったと思います。
病気の自覚なく元気だったにぎりちゃん。
隔離されたらとても動揺して「なんでなんで?」と訴えてきました。
…そして翌日急に元気がなくなりました。
「私は病気なんだね…」ってガックリした様子でした。
あの時すぐに戻してあげればよかった。
いつもみたいにひたすら水換えで対応してあげればよかった。
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なんで背骨が歪むほど片腹が腫れていたのか…
一体何が起きていたのか、ついこないだまでは全然普通だったのに。
今までを思うと金魚の体調がおかしいかな?という時、
大量換水で治る事のが多く、薬浴で効果があったのは導入前の白点病くらいです。
そう、青系の薬のみです。黄色系やオキソリン系で助かった子は今までいない事に気付きました。
薬負けしてしまうか、全く効かなかったり、せっかく治った場合でも、いつか再発し次は効かなくなる。といういずれかでした。
「早めに薬浴させないと手遅れになる」とよく目にする文句に
つい焦ってしまいワラをも掴む気持ちで投入を決意するものの、やっぱり後悔するのです。薬。
私はあれよあれよと、具合が悪くなったにぎりちゃんを見て
薬浴を中止。塩浴も濃度を下げて、また飼育水に戻すことにしました。
ギザギザでも片腹でも、また仲間のところに戻してあげたい。
そんな風に思いました。
ごめんね、薬、嫌だったよね?
塩水浴ですら、浮力バランスを崩してしまったにぎりちゃん。
水が変わるのが本当に苦手だったんだね。
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